受容体(レセプター)と再取り込み口(トランスポーター)

前の神経細胞からシナプス間隙に放出されたノルアドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質は後ろの神経細胞の受容体(レセプター)に結合して情報を伝達します。余った神経伝達物質は前の神経細胞にあるトランスポーターによって再び取り込まれ、再利用されます。

神経伝達物質

神経系はたくさんの神経細胞がつながって構築されています。神経細胞と神経細胞の間にはシナプス間隙(かんげき)という隙間(すきま)があります。このシナプス間隙で前の神経細胞から後の神経細胞に向かってノルアドレナリン、ドパミンなどの神経伝達物質が放出されて情報が伝わります。

ADHDの原因

前頭前野(ぜんとうぜんや)とよばれる大脳の前側の部分に、注意や行動をコントロールする働き(実行機能)があります。ADHDの人はこの前頭前野を含む脳の働きに偏りがあると考えられています。

限局性学習障害は「読み書きそろばん」の障害

限局性学習障害は、知能に大きな問題がなく、目も見え、耳も聞こえていて、当人も人並み(以上)に努力しているにもかかわらず、「読む」、「書く」、「計算する」といった学習技能のいずれか1つ以上がうまくできていない状態を言います。

ADHDの不注意

仕事や勉強でケアレスミスが多い。忘れ物、なくしものが多い。約束や期日を守れない、間に合わない。時間管理が苦手。仕事や勉強の段取り、順序立てが苦手。片付け、整理整頓ができない。人の話を聞いていないと注意される。仕事や勉強の注意を持続できない。興味のあることには熱中してしまい、切り替えができない。

ADHDの衝動性

相手の話が終わらないうちにだしぬけに話し出す。思ったことをすぐに口に出してしまう。順番を待つのが難しい。他の人がしていることをさえぎったり、邪魔したりしてしまう。衝動買いをしてしまう。

ADHDの多動性

子供の時には、落ち着いて座っていられない、遊びや行事におとなしく参加することが難しい、おしゃべりが多いなどの特徴があります。大人になると、落ち着きがない、じっとしていられない、貧乏ゆすりなどの目的のない動きが多い傾向があります。

自閉症スペクトラム障害の「こだわり」

同じ習慣、自分のやり方・流儀に強いこだわりがあり、少しの変化にも強い苦痛を感じます。仕事、勉強、作業などの突然の予定変更、中断に対して、気持ちをすぐに切り替えたり、柔軟に対応することが苦手です。興味の範囲が狭く、特定のものにこだわる特徴があります。単調な行動を繰り返す人もいます。

自閉症スペクトラム障害の対人関係

自閉症スペクトラム障害ASDの人は人間に対する関心が薄く、他人との関わり方やコミュニケーションの仕方に独特のスタイルがあります。相手の気持ちや状況といったあいまいなことを理解するのが苦手で、事実や理屈に基づいた行動をとる傾向があります。臨機応変な対人関係を気づくことが困難で、誤解されやすい。

大人の発達障害 自閉症スペクトラム障害 ASD

大人の発達障害で中核となるのは自閉症スペクトラム障害 ASDです。新しい概念の「病気」だ。精神科医でも知っている先生はあまりいない。この障害の主な症状は社会性、コミュニケーション、対人関係の問題(空気が読めない、他人に対する関心が薄い、共感できない)と、自分のやり方、習慣、流儀に対する強い「こだわり」だ。あと、感覚が敏感あるいは鈍感な人もいる。