身体表現性障害

身体表現性障害とは、痛みや吐き気、痺れなどの自覚的な身体症状があり、日常生活を妨げられているものの、それを説明するような一般の身体疾患、何らかの薬物の影響、他の精神疾患などが認められず、むしろ心理社会的要因によって説明される障害です。

ブリケ症候群、ヒステリー、心因性疼痛と呼ばれることもあり、おそらく不安に結びついているものとされています。

身体表現性障害は、身体感覚に敏感で悲観的にとらえやすい繊細な方がなりやすいと言われています。また、心身の過労(例えば親の介護疲れや過度の残業など)や、身辺の環境変化(例えば職場異動や引越、近親者との死別など)が、ストレスの要因になっていることを認識しにくく、言語化できない方の場合に身体症状として表れることがあります。

身体表現性障害の治療は、柔軟に支持的に助言するような精神療法や薬物療法、職場や家庭などの環境調整が考えられており、薬物療法以外の基本的な対応を学ぶことも重要だと言われています。

精神療法では、その人がどんな問題を抱えているのか、不安感や抑うつ感に苦しんでいることにも留意しながら、丁寧に身体的健康に関する気がかりをうかがい、ストレスの原因となっている環境調整や、ストレス対処法を身につけていくことを目指します。

 

広小路メンタルクリニック 心療内科・精神科

 

→ 「こころの病気」一覧ページに戻る