統合失調症

しばらく前までは精神分裂病とよぼれていた病気です。この病名は英語のschizophreniaを直訳したものでしたが、社会的偏見を助長するということから統合失調症に変更されました。統合失調症は100人あたり約1人の割合で発症するありふれた病気です。

原因はいまだに不明ですが、生まれながらにストレスに対するもろさがあり、そこに限度以上のストレスがかかると、脳内の神経系に異常をきたして発症するといわれています。

統合失調症の多くは第二次成長、つまり思春期から青年期に発症するため、適切な治療がなされないとその後の人生に多大な影響をもたらします。

統合失調症の初期症状には幻聴(実際にない声や音が聞こえる)、被害関係妄想(悪口を言われる、見張られている等実際にないことをそう思い込む)、思考の混乱(物事を正確に理解・判断できない)などがあり、陽性症状といわれます。

統合失調症の慢性期には社会的機能、生活機能全般が低下し、意欲、活動性の低下、周囲への無関心、注意力低下などがみられ、陰性症状といわれます。

統合失調症はかつては治療困難な病気と考えられ、世間の偏見も強かったですが、現在は有効な薬も数多く開発され、社会復帰、リハビリ訓練なども行われています。

適切な治療により、多くの人が社会生活ができるようになります。

 

広小路メンタルクリニック 心療内科・精神科

 

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